アーリーリタイア、セミリタイア、何リタイア!?
ブログ訪問ありがとうございます。巷では継続的な株高によりアーリーリタイア等が人気を集めていいますが、今回は私たちが目指す(平凡共働き夫婦にもできる)リタイアについてお話ししていきます。
目指すリタイアは、、、60リタイアです。「何当たり前のこと言ってんの?」と思う方もいるでしょうけど、読んでもらえると嬉しいです。
アーリーリタイア、セミリタイア!?
- アーリーリタイア:定年前に勤め人生活から引退すること
- セミリタイア:アーリーリタイア後にバイトなどで勤め人を継続すること
つまり、倹約・投資・相続などのなんらかの形で資産をつくることができたら「自分の時間を労働に費やす必要ないじゃん」ということです。
継続的な株高により、投資をしている人は資産が増えたためこういった「リタイア」が人気となってきます。
リタイアするにはいくら必要なのか
- 30代:1500万~3000万
- 40代:3000万~5000万
- 50代:3000万
引用
ネット上にはこんな記事がたくさんありますよね。でも、家族構成・生活スタイル・職業によって家計の収支に違いがあって、具体的にいくら資産作ればリタイアできるのか分からない方が多いのも現状です。
そこで私たちがオススメする60リタイアについて、これから詳しく説明します。
なぜ60リタイアなのか
60リタイアとは、60歳までは定職で確実に収入を得て、生活を楽しみながら資産運用する。60歳以降は築いてきた資産で自由な時間を過ごすことです。なぜ60歳まで働くかと言うと
- 若い元気なうちから海外旅行などの趣味を楽しむ
- アーリ/セミリタイアはあくまで自分の時間を自由に使う「手段」であって「目的」ではない
- 普段の生活を徹底的に切り詰めるのは難しい
との考えをお持ちでも60歳までの長い時間をかければ十分にリタイアできる資産を築きあげれるからです。
しかし日常ではスーパーで高齢者が働いて、生活費を稼いでいるのを目の当たりにしたりと、平凡な共働き夫婦が普通に生活していては60歳になっても労働収入の呪縛から逃れられないのが現実です。
じゃあ、どうすれば60歳までに十分な資産を築けられるのか、、、
60リタイアするために必要なこと
投資活動をする必要があります。 投資活動といっても株式・債権・金・為替・不動産などがありますが株式投資をオススメします。
※不動産は他の投資対象よりも初期コストが高く取っ掛かりづらいためここでは比較していません
上図より、過去200年の歴史を見ると株式の圧倒的パフォーマンスが分かります。ちなみに米ドルの値下がりは「物価の上昇」と「貨幣価値の下落」を示すインフレが起きたからです。
インフレは「昔はペットボトルが120円で買えたのに今は160円もするよ」というように感覚的にも分かると思います。 だから残念なことに、現金で貯金を続けても金額の数字は積み重なりますが、貨幣価値は毎日減少してしまうのです。
でも株式投資なんてやったことないし、、、イミワカンナイ!という方、「積立NISA・iDeCo」といった節税効果もある投資制度を国が推奨しています。
まずは積立NISA・iDeCo
積立NISA・iDeCoについてはこちらで確認できます。
簡単に説明すると
- 積立NISA:20年間積立で資産運用できるよ!手数料も無料だし、儲かっても税金とらないよ!
- iDeCo:入会したら60歳まで退会できないけど、節税するし、儲かっても税金取らないよ!でも運用手数料は少しもらうね!
まず積立NISAの試算運用から試算してみましょう。
※試算は以下のサイトで行いました。
積立NISAの試算
設定条件は以下のとおり
- 積立期間:20年間
- 積立額 :夫婦で上限の6.6万円/月
- 投資対象:米国株式 ※1
- リターン:5% ※2
※1:なんで米国なのかはまたの機会に
※2:米国株式の過去204年間のリターンは6.8%/年ですが低く見積る
これで計算すると、、、積立金額が1584万に対して、利息を含む金額が2696万円
iDeCoの試算
設定条件は以下のとおり
- 積立期間:30年間 ※3
- 積立額 :夫婦で上限の2.4万円/月 ※4
- 投資対象:米国株式
- リターン:5%
※3:30歳からの積立を仮定
※4:上限が低い職業を仮定
これで計算すると、、、積立金額が864万に対して、利息を含む金額が1978万円
60歳までに築ける資産
上記の試算結果より、2696万円+1978万円=4674万円(少なく見積もっても4000万円)の資産を60歳までに築くことができます。
少しガサツな計算ではありますがこの4000万円の資産を築きあげれば、老後2000万円問題は十分にクリアできます。
投資資金の捻出について
積立NISAとiDeCoへの投資資金(9万円/月)の捻出方法については「年収手取り平均」を使って以下のとおり算出してみました。
- 各年代の「年収の手取り平均」
- 20代➡️約265万(男) 約221万(女)
- 30代➡️約380万(男) 約249万(女)
- 40代➡️約485万(男) 約245万(女)
- 50代➡️約510万(男) 約234万(女)
20代
世帯収入(486万円) - 投資資金支出(9万円×12ヶ月 = 108万円) = 生活費・現預金(378万円)
毎月の生活費 = 生活費・現預金(378万円) / 12ヶ月 = 31万円で家計を回す
30代
世帯収入(629万円) - 投資資金支出(9万円×12ヶ月 = 108万円) = 生活費・現預金(521万円)
毎月の生活費 = 生活費・現預金(521万円) / 12ヶ月 = 43万円で家計を回す
40代
世帯収入(730万円) - 投資資金支出(9万円×12ヶ月 = 108万円) = 生活費・現預金(622万円)
毎月の生活費 = 生活費・現預金(622万円) / 12ヶ月 = 51万円で家計を回す
50代
世帯収入(774万円) - 投資資金支出(9万円×12ヶ月 = 108万円) = 生活費・現預金(636万円)
毎月の生活費 = 生活費・現預金(636万円) / 12ヶ月 = 53万円で家計を回す
20代を例にあげて31万円の家計内訳を考えてみます。
生活費(20万円) + 現預貯金(5万円) +海外旅行積立(3万円) = 28万円 < 31万円
と計算できるため、現預貯金と海外旅行をしながらも株式投資を続けることができます。
まとめ〜資産運用は誰でもできる〜
上記の計算結果を見て分かるように、すぐにマイホームローンを組んだり、必要以上な車を購入したり、何でもかんでも保険に入ったりしなければ、平凡な共働き夫婦でも趣味を楽しみながら十分に資産運用できることがわかります。
「なんで米国株式なの?具体的に何に投資すれば良いの?投資のリスクは?」など色々と気になるポイントはあると思いますが、まずは資産運用の導入としてイメージを掴めるように記事を書きました。
漠然と将来に不安を抱いている方の参考になれば嬉しいです。
※60リタイアですが目標資産の金額次第で60歳より早くリタイアもできます。