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【米国株】ダウ10種とS&P10種の高配当戦略について・コロナショックに耐えた銘柄(2017年~2021年)

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訪問ありがとうございます。今回は、高配当戦略のダウ10種およびS&P10種(コロナショックに耐えた強い銘柄に注目)についてお伝えします。

金余りのバブル相場が続いており、ハイパーグロース銘柄が注目されがちですが、紹介する戦略は過去50年においてS&P500指数を上回るパフォーマンスを記録しています。それではいってみましょう。

 
この記事はこんな方にオススメ
  • 米国株投資を始めた方
  • 市場平均を上回りたい方
  • ハイパーグロース銘柄に不安を抱く方
  • ETFのみのポートフォリオでは退屈な方

この記事はこちらの記事の最新版です。

tzr824.hatenablog.com

コロナショックは高配当銘柄をふるいにかける重要なイベントになります。コロナショックに耐えた銘柄はいかに!

テスラの時価総額が8000億ドルに達し、コロナショックを物ともせず米国市場は3月下旬を底値に上昇を続けています。

ETFと連続増配大型株でポートフォリオを組んでいる私としては悔しいばかりですが、連続増配と複利の力を信じて粛々と入金を続けるだけです。

ただ、少しでもパフォーマンスを向上させるべくダウ10種とS&P10種を考慮してポートフォリオを組んでいます。

 

 

ダウ10種およびS&P10種とは

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※前回記事をお読み頂いた方はすっ飛ばしていください。

ダウ10戦略は、ダウ平均構成銘柄のうち配当利回りが最も高い10銘柄をある年の12月31日に購入し、それを翌年いっぱい保有し、12月31日になったらその時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替えるというプロセスを繰り返す。

配当利回りが高い銘柄は株価が低迷していて投資家に人気がないため、「ダウの負け犬」戦略とも呼ばれる。

S&P10戦略は、S&P500構成銘柄の時価総額上位100銘柄の中から配当利回りが高い10銘柄を選択するというものである。

引用 ジェレミー・シーゲル(株式投資)

 

ダウ10種およびS&P10種はS&P500を構成した1957年から2003年までの年率リターンはダウ30種およびS&P500を上回るリターンを得ています。

 

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引用 ジェレミー・シーゲル(株式投資の未来)

 

※コア10種とは過去15年間一度も減配していないないグループの中から、特に配当利回りの高い10銘柄を選ぶという戦略。

高配当戦略は強気相場では成長株が株価をけん引するのでS&P500などのベンチマークよりパフォーマンスは悪くなります。

一方、弱気相場では株価下落によって配当利回りが高くなることで、投資家は割安と判断し買いを入れてくるため高配当が下落を受け止めてくれる利点もあります。

また、ダウ構成銘柄やS&P100は時価総額が大きい大型ディフェンシブ銘柄であるため中小型株と比べて下落率が低い傾向にあります。

しかしながら、コロナショックで人々の生活スタイルと消費行動の変化が予想されるため、個別銘柄を組み入れる際は銘柄選定が重要になります。

 

高配当戦略についてはこちらの書籍を読むとより詳しく理解できます。分厚い本ですが目から鱗な情報が多く、意外とスラスラ読めます⬇️⬇️⬇️

 

銘柄選定

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ダウ10種およびS&P10種の高配当戦略は一見、優れたロジックに見えますが以下の2点について疑問が残ります。

  1. 銘柄入れ替え
  2. 過去の傾向と将来への保証

実際に銘柄入れ替えをする際には損切りや利確を伴うため、長期投資には不向きなのではと思います。

そこで、2017年~2021年においてダウ10種(コアも)およびS&P10種(コアも)に選出された銘柄を登場回数順に一覧表を作成しました。

 

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登場回数、増配年数、配当利回りについて、下記の数値以上の銘柄をで着色しています。

今回は株高を考慮して配当利回り閾値を2.50%以上から2.00%以上に変更しました。

また、下記について1項目でも該当した銘柄は灰色で着色して除外しました。

  • 増配年数:5年未満
  • 配当性向:100%以上
  • 配当利回り:10%以上

表を見ると登場回数が5回以上の銘柄でも、XOM / OXY / PFE の3銘柄は増配がストップしています。前回の考察では、登場回数が5回以上の銘柄は全て増配10年以上であったことから、連続増配銘柄でもコロナショックの影響が甚大であったことが分かります。

逆を言えば、コロナショックでも増配を止めなかった銘柄は将来増配が続く可能性が高いのか!?

 

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しかしながら、あくまで連続増配は過去の結果であって将来を保証するものでは無いと考えていますが、ファンダメンタルズが維持されれば今後の増配も維持されるはずです。

そこで、一覧表から登場回数5回以上の銘柄のうち下記条件に該当する銘柄をセクターごとにまとめてみました。

これで少しはダウ10種およびS&P10種戦略銘柄の内、実際にポートフォリオに組み入れられる銘柄が見えてきたと思います。

最強銘柄とでもしておきましょう(笑)。

  • 増配年数:10年以上
  • フリーCF:10年以上プラスを推移
  • 企業概要:実店舗を要する総合小売企業を除外

最強銘柄一覧表

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また、一覧表の銘柄は長期チャートが右肩下がりではない!

 KO

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PM

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MO

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PG

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WBA

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T

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VZ

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CAT

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MMM

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JNJ

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IBM

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チャートを見ると、KO / PG / VZ / CAT / MMM / JNJ は最強銘柄の中でも特に上昇意欲が強そうな銘柄に見えます。つまり、連続増配だけでなく、今後の株価上昇も期待できそうな銘柄ではないでしょうか。

しかし、連続増配の個別銘柄を組み入れるならVYMを上回らなくては優位性がありませんよね。

VYMの配当利回りは現時点で3.12%(過去平均利回りは3.17%)なので、3.12%を上回る配当利回り、もしくは値上がり益を出す必要があります。

値上がり益については予測できないため、配当利回りが3.12%を上回れば、個別株としてポートフォリオに組み入れる優位性があるとします。

そして下の表に示す3銘柄が下記項目を満たす超絶最強銘柄です!

  1. VYMを上回る配当利回り
  2. チャートが右肩下がり出ない
  3. 今後も増配が継続される可能性が高い
  4. コロナショックに耐えた強靭な財務基盤

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 KO / VZ / MMM

 

まとめ

2017年~2021年にダウ10種およびS&P10種として登場した銘柄について

  • 登場回数
  • 増配年数
  • 長期チャート
  • VYMとの比較
  • ファンダメンタルズ

を用いて篩に掛けることで、現実的にポートフォリオに組み入れられる以下の3銘柄を選定をしてみました。

KO / VZ / MMM 

ポートフォリオに個別株を組み入れたい方の参考になれば嬉しいです。

※KO / VZ は私も保有しています。

 

長期投資で資産形成をするならこちらの書籍が必読です。これを読んだ人と読まない人では、市場が暴落した時の気の持ち方が変わってきます。⬇️⬇️⬇️

 
 
 
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